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外つ国のゲンマ

『神の声』を奏でるという、パイプオルガンの響く国。
海面上昇により文明と土地が失われ、

人類が陸と海とに別れ、互いに争いあう世界。
パイプオルガン奏者(オルガニスト)を志す青年トビトは、

海上民の襲撃で右足と夢を失った。
進むべき道を見失い、茫然自失のまま生きていた彼はしかし、

ある海上民の娘と出会い、嵐に身を投じていく。
その先にあるのは死か、託された望みか、あるいは──。

著者:里見 透

表紙・扉絵・デザイン全般:ホジョイ

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◎Sample

 序章 嘆願

 第一章 神の声 1 2 3 4 5

 

◎以降は本誌に収録

 第二章 共犯者

 第三章 冠

 第四章 嵐の訪れ

 第五章 自由の音

 終章 導きの灯

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